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肩こりとは…

四十肩・五十肩…これが何のことを表しているのか、おわかりだと思います。そうです、私たちを苦しませている肩こりのことです(私は今、残念ながら四十肩真っ盛りです)。
肩こりは英語で「Frozen Shoulder」(フローズン・ショルダー=硬い肩)と、表現するそうです。しかし、アメリカ・カナダといった英語圏の人々にとって肩こりは、あまり起こらないそうです。そして肩こりは、私たち日本人を含めた北東アジア民族にのみ多く発症する症状だと言われているのです。
もちろん私たちの中にも、肩が凝らない人たちも結構います…しかし、肩が凝る人たちがごく少数派と言う訳ありません。何故なら保険病名として、しっかり「肩こり」と記載されているからです。

「肩こりなんて、肩がダルいという症状だけなのでしょ。日にち薬ではないけれど、しばらく放っておけば治るのでしょ。」…肩が凝らない人たちは、安易にそう思われるかもしれません。しかし、肩こりは身体中の具合を悪くする病気なのです。肩が凝る⇒それに比例して、首も凝りだし腕も回せなくなる⇒頭もズキズキ痛み出し⇒結局、寝こむほどの具合の悪さに発展…肩こりのダルさ・痛みの感覚を表現するならば…「梅干し・レモンなどを食べると、酸っぱくてキューッ!となるじゃないですか。その感覚が肩の筋肉に起こるような感じ。」「冷たいアイスを食べた時、頭にキーン!と鋭い痛み的な感覚が起こりますよね。その感覚が、肩にくるような感じ。」…(非常に表現しづらいのです)

では、実際の肩こりはどのような原因で発症しているのでしょうか。
私たちの肩は、重力に逆らって肩を吊り上げている上腕部の筋肉群で成り立っています。その上腕部の筋肉群が弱ければ、絶えず強い緊張をもたらされる格好になります。そのうち、筋肉群の一部が過剰な収縮反応を起こします(=筋肉の痙攣状態)。これが、肩こりの正体なのです。
つまり、日本人を含む北東アジア民族は上腕部の筋肉群が弱いため、肩こりを発症してしまうのです。そして、欧米人は上腕部の筋肉群が強いため、肩こりを発症しづらいのです(例外的に、東欧の女性たちは肩こりを自覚しているそうです)。
こうしてみると、肩こりは私たちを苦しめている病態であることは間違いありません。そして肩こりのために、生活の質を低下させているといっても過言ではありません。
このサイトでは、肩こりの中で特に酷い症状をもたらす四十肩について、様々なことを発信していこうと思います。肩こりで悩まれているみなさん、是非、このサイトを読まれて「肩こり(四十肩)の対処法」を学んでいただけたらと思います。