TOP > 四十肩の予防・改善 > エクササイズで四十肩を改善しよう

エクササイズで四十肩を改善しよう

四十肩の予防・改善 No Comments

例えば左肩が四十肩だとしましょう。

四十肩の場合肩が内側に入ってしまっているので、ストレッチをする前に、左手の肘から肩の上腕を右手で左手の腕の一番上、脇の辺りを握り、内側から外側へ向かって右手で左手の皮膚を動かすようにねじります。この動作を上から下へと少しずつ位置をずらしながら、内側から外側へとねじり続けます。次は肘から手首までは、外側から内側へと反対にねじります。

この動作を3回ほど繰り返します。そして次は両手を壁にパーの形で壁に手をつき、楽な姿勢を作ります。そして、壁を這うように少しずつ上へ上へと指を動かすことで登っていきます。もちろん右側の方が高い所まで上がるでしょうが、左手も頑張って上がる所まで這い上がっていきます。

両手を一緒にすると、同じ位置まで「もう少し」という意識が働きます。しかし、腕が垂直程度しか上がらず、右手との差があまりにも大きな場合は、壁に向かって左肩が壁につくように立ち、壁に左手をついて指でのそのそと上へと手を上げていきます。腕が痛い場合は、真横ではなく、少し前の方でも構いませんので、より高く上がる位置でこのストレッチを行いましょう。

痛くて我慢できない所まで壁を手で這い上がっていき、限界の位置で腕を下ろし10秒くらい休憩します。そしてもう一度壁を這い上がる動作を行います。この動作を3回繰り返しましょう。1回目よりも2回目、2回目よりも3回目の方が少しでも上に上がるように、できるだけがんばりましょう。地道にやっていきましょう。

手が伸ばせるくらい高い位置まで上がるようになったら、最終的には脇の真横で上がるように練習しましょう。お風呂上がりに行うと一層効果的です。

運動しているのに四十肩になる?

四十肩の仕組みについて No Comments

四十肩・五十肩とは、肩関節周辺のさまざまな組織が損傷を起こし、腕が痛くて上がらなくなる症状の総称をいいます。四十肩か五十肩かは、症状が起こった年齢によって呼び名が変わるだけで同じ症状です

最近は、40歳代になって、子どもの手を離れて時間ができ、昔から運動神経に自信があった主婦が、趣味でスポーツを始めることは多いそうです。主婦は普段から家事をテキパキとし、体を動かしているので、体力に自信のある人も多いでしょう。

これは私の母の話です。若い頃テニスの全国大会の常連だった母は、40代に入って子どもの手が離れたからといって、20年ぶりにお友達と一緒にテニスクラブに入りました。当然若い人が多く、闘志を燃やした母は、昔とった杵柄でいきなり試合をしてしまったそうです。そこは全国大会常連者ですから試合には買ったそうですが、20年ぶりのテニスで腕に無理が来たのか、1ヶ月でドクターストップがかかってしまいました。

いくら運動神経が良くてもそれは若い頃の話で、気分は若くても着実に身体は老化の一途をたどっています。普段家事をしてテキパキ活動的で、家族で山登りを毎年行っていますので、脚力もしっかりしています。

普段使っていない筋肉を若いころと同じようにいきなり使うと、筋肉に炎症が起きてしまうのは当たり前です。特に脳は若いころと同じように動こうとしますので、筋肉に無理がくるのです。

こういう理由で、急な運動によって四十肩になってしまう可能性は、普通の生活で四十肩になる可能性よりもずっと高いので気をつけましょう。

腕を上げた状態で長時間作業した後も普段使わない筋肉に無理が生じて炎症が起きやすいので気をつけて下さいね。