内蔵疾患からも発症する肩こり
「肩こりは慢性みたいなものだから、どうしようもない。」…そんな流暢な話をしている場合ではありません。
何故ならその肩こりが、内蔵疾患から発症している場合もあるからです。
そして最も知られている内蔵疾患…それは虚血性心疾患です(心臓病の一種)。
○虚血性心疾患…
心臓に酸素や様々な栄養分を補給している血管が動脈硬化を発症し、狭心症や心筋梗塞を引き起こす疾病をいいます。
仮に虚血性心疾患でなくても、「激しい胸の傷み」「左胸から左肩にかけて、慢性的な痛み」があるようであれば、早急に精密検査を受ける必要があります。
また右肩から肩甲骨周辺に激しい痛みを伴うようであれば、肝機能障害・胆嚢炎・胆石の疑いがあります。
「肩こりは、昔からずっとだから仕方ない。」なんて、絶対に思わないでください。
原因がわからない肩こりが続く場合、自身が想像もしなかった疾病が潜んでいることも考えられるからです。
いつものことだと思うのでなく、長引くようであればきちんと診察を受けるべきなのです。
最後に肩こりを引き起こす可能性のある内蔵疾患を挙げてみます。
決して、肩こりをあなどらないでください。
(・肺結核・肺癌・胸膜炎・大動脈瘤・大動脈炎・十二指腸潰瘍・糖尿病・急性肝炎・肝臓癌など)