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肩こりを筋肉で予防

肩こりを代表する症状として、四十肩があります。そして肩こりにも様々な症状があるように、様々な原因もあります。しかし肩こりの根本的な原因を突き止めていくと、ある1つのことにたどり着きます。それは…肩関節周辺の筋肉⇒限られた筋肉の使用・限られた筋肉に対する過剰負担です。つまり、肩関節周辺の筋肉をしっかり鍛えてさえいれば、四十肩を含む肩こりも十分予防することが可能なのです。肩関節周辺の筋肉=ローテーターカフと呼びます。ローテーターカフは次の筋肉で形成されています=棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋。また三角筋肩峰(けんぽう)・背面筋はローテーターカフではありませんが、四十肩にとって重要な役割を持っている筋肉です。棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋は、それぞれ板状になっていて上腕部に付着している筋肉です。三角筋肩峰(けんぽう)は、肩関節の部分に覆い被さっている筋肉です。背面筋は、人間の背中の筋肉です。

では、それぞれの筋肉がどのような働きを担っているのか検証したいと思います。

○棘上筋…肩甲骨と鎖骨の間を通っている筋肉です。棘上筋は非常に小さい筋肉で、その役割は肩を引き上げる…つまり、大変重要な部分を担っているわけです。ローテーターカフの中で、最も過酷な動きを強いられる筋肉だと言えます(過酷が故に、脱臼・亜脱臼になりやすい筋肉)。
○棘下筋…肩甲骨の背中側を走っている筋肉=肩関節の後ろの部分を司る筋肉です。棘下筋も棘上筋同様、非常に疲労が溜まりやすい筋肉と言えます。
○肩甲下筋…肩甲骨の表面部分(胸側)にある筋肉です。
○小円筋…背中側にある大円筋の横を通っている筋肉です。
○三角筋肩峰…肩を触った時、最初に触れる部分が三角筋肩峰です。そして、四十肩を含む肩こりの主原因となる筋肉でもあります。ローテーターカフはインナーマッスル群と呼ばれていますが、三角筋肩峰はさしずめアウターマッスルと呼んでしかるべき筋肉だと言えます。
○背面筋…背中の軸となる筋肉、それが背面筋です。背面筋が緊張する⇒三角筋肩峰に緊張が伝わり肩こりを発症…背面筋の鍛え方が、肩こりの鍵を握っていると言えます。

このように、ローテーターカフ+三角筋肩峰+背面筋を中心にした筋肉群をしっかり鍛える・柔軟性を持たせることが、肩こりを予防する最大の原動力になっているのです。
みなさんも是非、肩関節周辺の筋肉群を意識したトレーニングを行ってください。継続し続けることで、みなさんの頭の中に「肩こりという言葉」が消えてしまっています。