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四十肩って後遺症もあるの?

四十肩の後遺症とは、激しい痛みがある「急性期」の時期を過ぎた後に、日常生活に支障はないけれど、肩を上げようとすると痛みが走ってあげられない状態「慢性期」がやってきます。四十肩でない方の肩と比べると、同じように上がっているとは全く言えませんが、痛みをほとんど伴わない時期を「回復期」といいます。

この回復期の状態が四十肩の後遺症でしょう。急性期の時は筋肉に炎症が起きているので、炎症が悪化してしまわないようにとにかく安静が必要です。しかし、その炎症がある程度治まって慢性期に入ったら、今度は、筋肉が凝り固まらないように動かさなければなりません。この時期に痛みを理由に肩を動かさないでいると、肩周辺の筋肉が凝り固まって全く動かなくなってしまいます。

四十肩は、肩関節を外側に伸ばす時に伸びる関節上腕靭帯に炎症が起きて、胴から腕が離れないような状態になるケースが多いので、関節上腕靭帯を保護する姿勢の癖がついてしまいます。つまり、腕をぶらんと下げて肩を内側に入っていると関節上腕靭帯が緩んで楽なのです。

こうなると肩関節の稼働範囲が狭くなり腕が肩と同じ高さよりも少し上くらいまで位までしか上がらなくなります。そもそもこの腕が上がらないというのが一番目立った後遺症です

それに猫背になり、肩甲骨が開ききってますます姿勢が悪くなります。硬周辺の筋肉は、何層にも重なって、サスペンダーのように胸から背中の肩甲骨まで繋がっています。だから、姿勢の悪さから起こる肩こりや首のコリ、背中の痛みも後遺症です。

肩甲骨から肩にかけて筋肉が凝り固まってしまっています。それによって生じるろっ骨や脊椎、骨盤の歪み等全てが後遺症です